10月24日第四日曜日の午前11時過ぎ電話が鳴った。
「はい、もしもし」私は電話に出た。
「しずよさん、奥多摩に行かない?」姉の声である。
「天気も良いし、奥多摩にでも行ってみようよ」
「えっ、今からですか?」と私。
「そうよ、さーっと行って散歩して帰って来ましょう」と、さらに姉は私に断られないように言葉を続けた。
「えー、本当に今からなの?」もう昼食に近い時間なので、もう一度本当に行くのか確認する私。
「いいじゃないの」と姉の声。
「はい、分かりました」
「すぐ着る物を替えて行く用意をします」
「じゃあタクシーでラーメン屋さんの前あたりで待っているから」
天気が良いとはいえ10月下旬である。奥多摩に行くのなら多少の防寒の用意が必要だろう。私は寒くないような姿に身支度を整えて、ラーメン屋の前に停まっている既に姉たちの乗り込んでいるタクシーの助手席に乗り込んだ。
姉とその姉のすぐ下の妹さん。姉は私の兄の妻なので私にとっては義理の姉である。その義姉の妹さんも私よりは4つほど年上であり、今は姉の元にご夫婦で遊びに来てるところだ。そしてもう一人は姉の友達の私より一つ下の女性の方だ。この女性の方のご主人と私の兄がご厚誼を重ねて以来、兄が他界した今も、この方夫婦は姉の大事な友達となっている。さて挨拶もそこそこに車に乗ると早速にタクシーはJR八王子駅に向かう。
JR八王子駅に着いた。
タクシーから降りる。
少しして「あら、バッグ車の中に忘れちゃった」と、義姉の妹さん。はなからアクシデント。早速、義姉ははタクシー会社に電話をして忘れ物をしたことを告げる。タクシーは早々にその忘れ物を持って来てくれる。
そう、義姉はこのタクシー会社の上得意でもある。義姉は車が大好きなのでドライブをしていると幸せなのである。それは兄も同じであった。八王子(東京都)から京都まで日帰りでもOKというほどに兄は車の運転に労を厭わない。それでも、晩年(といっても若いのだが)は少し車の運転をおっくうがるようなところもあっで、息子を運転手に使っていることもあった。
そんな兄夫婦の犬の散歩といえば、車で河原まで犬を連れて行っての散歩である。だから飼い犬も車が大好きで車を見れば乗りたがる。兄が急逝してから義姉は犬の散歩のために、時々タクシーで往復して、河原まで犬を連れて行って参歩させてやっていたりしていたのだ。しかしその犬も老衰で亡くなってしまったが、義姉はそんな風なタクシーの使い方をしているのだ。
タクシーが忘れ物を届けてくれる間、私は駅ビルで鯛焼きをを四つ買った。車中か、どこかでこの鯛焼きをみんなで食べようという魂胆だ。
JR立川駅から青梅線で奥多摩へ行くかJR八王子駅殻八高線で拝島まで行って、そこで青梅線に乗って奥多摩で行くかで多少迷いつつ、結局は姉の友達の意見で八高線で行くことになった。
八高線は八王子が始発で八王子と高崎を結ぶ線である。程なくして八高線がやってきたので乗り込む。のんびりと各駅停車で拝島駅へ向かう。車中では鯛焼きの話も出たが、さすがにパワフルな皆さんも、この電車内ではまだ通勤などの雰囲気が強くて鯛焼きを出して食べることは出来なかった。もちろん私もです。
JR拝島駅で乗り接ぎである。ホームを移って青梅線がやってくるのを待つ。その間、ホームのベンチに腰掛けみんなで鯛焼きを頬張る。甘さ控えめで美味しかった。まだ昼食をとっていないのだから余計に美味しい。
ややあって、青梅線各駅停車奥多摩行きの電車がやってきた。私たち4人は奥多摩行きの電車に乗り込んだ。あと数駅で奥多摩に着くというところで、姉の友達が御岳山もいいよと言うので、急遽御岳山へと目的が変わってしまった。
御嶽駅で下車。東京都にある御岳山は「御岳山」であって、信州木曽「御嶽山」ではない。しかし、駅名は「御嶽駅」である。なんだろうこれ。まあ、いいか。バスでケーブルカーのあるケーブル口へ向かおうとしたら、タクシーの運転手が4人でバスに乗るのならタクシーで行っても料金は変わらないからと言うので、そのままタクシーで御岳山ケーブル口まで連れて行ってもらう。
さて御岳山口だ。途中御岳山行きの往路バスに一台も出会わなかったので、タクシーに乗って御岳山口まで来たのは大正解だった。ロープウェイにのって
作文中
Cools
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