寝させて欲しい
2005/01/14

 東京TVで夜9時から放映されてた「忠臣蔵外伝 四谷怪談」を観た。何度か観ているけどエンターテイナーとしての出来がとてもよいと思う。深作欣二監督の「忠臣蔵外伝 四谷怪談」に取り入れた美的センスは平凡な四谷怪談と化したストーリーをより楽しませてくれる演出となっている。古田求・深作欣二のお二人の脚本も良いと思う。

 昨夜は8時半ごろまでパソコン教室で歌の練習をしていた。普段時間があるときは日中からから歌の練習をしているのだが、その日は午前中は医者に行ったり、午後臨時のパソコン講習があったりして日中歌の練習が出来なかったので、夕食に帰る前の練習に2時間ばかり歌を唄った。そして唄った歌をテープに録音して持って帰る。こんなふうにして自分の唄った歌をテープに録音しそれを自宅で聴くというのがすでに日課になっている。

 自宅では自分の唄った歌を録音したテープを聞きながら夕食も作る。私は食べ物に一方づくほうなので、同じような内容の食べ物を続けて食べる。そのほうがメニューを考えなくてすむのでわずらわしくないのだ。同じようなものを食べると言ってもその同じようなものには色々な食材が入る食べ物なので、栄養の偏りはほとんどないと思っている。しかも野菜を中心にたんぱく質は大豆タンパクか魚を中心にしている。味もごく薄味だ。

 そんな私がいま主に作って食べているのが、蕎麦の煮込みだ。あるスナックでお腹が空いた(主語は書いてないけど当然私がである)といったら、私が油っこいものはほとんど食べないので蕎麦を作ってくれるというので作ってもらったら、それが蕎麦の煮込みうどん風のものだった。野菜が一杯入っていてその中に乾蕎麦をゆでもせずにそのまま入れたものだ。

 乾蕎麦は一度ゆでてから汁をはって利用するものだと思っていたので、乾麺をそのままゆできた蕎麦なんてと思いながらも食べてみるとこれが美味しかったのだ。そうだな、乾蕎麦だってものによってはゆで汁は蕎麦湯としてお飲みくださいなんて袋に書いてあるのもあるし、それなら最初からそのまま煮込んでしまえば蕎麦をゆでた汁も一緒に摂ることができるなあなんて思ってしまった。

 季節も冬に入ってきているので冬場には以前は煮込みラーメンを作って食べていたが、それからは暖かい食べ物として自分でもこの煮込み蕎麦を作って食べるようになった。平均して一日一度食べている。食べるときは昼か夜のどちらかだ。たまたま昨夜は夜食べた。昨日は午前中に病院へ行ったので帰りに昼食を外食としたのだ。それで夕食が煮込み蕎麦となった。

 ついでだからその煮込み蕎麦の作り方を伝授しよう。伝授というほどのものではないが私はこんな風にして作っている。まず手鍋に多めに水を入れて火にかける。手鍋に根菜類をなるべく薄めに切って入れていく。根菜は大根やニンジンなどがよい。さらにタマネギ・白菜・キャベツ・きのこ類を入れていく。さらにあれば油揚げも一枚油切り(熱湯を通す)をして入れる。野菜も油揚げも切り方は全て適当でよい。そのほかありあわせの野菜類でよいから一人分として野菜はラーメンどんぶり一杯分ぐらい入れる。お肉など入れたい方は遠慮なく入れるといいだろう。私はほとんど入れない。でも入れたほうが味に深みが出て良いだろうと思う。

 お湯が沸いて野菜に火が通ってきたらそこに乾蕎麦を一人一把入れて乾蕎麦がくっつかないようにお湯の中でほぐすよう箸でかき回す。味付けは市販の「つゆの元」を大匙一杯と酢を大匙二杯が私の味付けだ。この味付けは特殊なので、もし作られるならお酢は入れないで「つゆの元」を大匙二〜三倍にしておけば良いと思う。私はこの私の味付けで慣れているので、これで十分美味しく食べられちゃうのである。乾蕎麦に多少塩分があるので、煮込んでいる間にその塩分も出てくるので味付けはやや薄めにしておいたほうが良い。あとは用いた乾蕎麦の所要ゆで時間をタイマーセットしてタイマーが鳴るまで待つ。タイマーが鳴って出来上がったものをラーメンどんぶりに移して山盛りとなればそれが一人前だ。こんなに量があったってほとんど野菜だけなので食べたときは満腹になっても次の食事時間までには十分お腹が空く状態になる。

 塩分制限に気をつけている方はつゆはあまり飲まないようにしたほうが良い。できるなら私の食べる味付けにすると良いだろう。最初は酢が入っていることに違和感があるかもしれないが、料理なんてもともと組み合わせが決まっているわけじゃなく、これまでの味付けが当たり前だと思っている先入観だけの問題だ。これまでの味付けがそれらの食材にとって相性が良いなんて思っている方もいるかもしれないが、そんなものは単に自分の舌が固定観念で凝り固まっているだけのものだ。実際には舌も凝り固まっているがその下の飼い主はもっと融通性のないこりこりの石頭というやつだ。まあそれが普通だからあえてそれ以上は何も言わないけどね。なんでも一方からしか見ることが出来ないと、円錐を上から見て丸いから丸いんだとしか思わないで他の見方ができないなんてこと、極端な話するとそんな思考形態になっちゃうぞ。

 味についていえばついでに私の朝食を紹介すると、朝は全粒粉食パン八枚切りを一枚トーストして、その上に納豆を乗せさらに卵の白身だけ焼いたものを乗せて食べる。ほか野菜ジュースか果物と薄いコーヒーに牛乳を入れたものだ。

 もう少々私の朝食について細かく解説すると、納豆は市販の三つパックのもので特にこだわりはない。その納豆一パックに砂糖をティースプーン三分の一ぐらいと七味唐辛子耳掻きに山盛り2杯ぐらいと納豆に添付されている「からし」を入れてかき混ぜる。砂糖を入れることによって納豆はすこぶる糸を密に引き柔らかいゴムのように糸が粘る。そうやって混ぜた納豆をトーストした全粒粉八枚切りの食パンの上にジャムを塗るように塗り広げる。納豆を塗り広げたところに、納豆に添付されている「出汁しょうゆ」の切り口を小さく開けて、ぱらぱらと出汁しょうゆ振り掛けて味付けをする。出汁しょうゆの使う量は三分の一以下だ。その上に卵の白身だけを目玉焼き・・・黄身がないので目玉焼きともいえないが・・・にしたものを乗せてそれを食べるのだ。

 私は卵の白身はタンパクとして食べるけど、黄身はコレステロールが多いので一切食べない。でも、本当は白身よりも黄身のほうがだいだい好きなんだけどね。親もいない子もいない兄弟もい面倒見てくれるようなのはいないので、私のような独り者が重度の生活習慣病にかかってしまっても誰も面倒を見てくれるものがいない。なので可能なら一ヶ月以内でぽっくり死ねる以外には病にはつきたくないので、食生活で出来ることは可能な限り努力して防衛しておきたいのだ。まあ、そんなのに限って長い入院なんて可能性もあるかもしれないが、そうなりゃあそりゃあそれはそれでそのときだ。七味唐辛子はカプサイシンでダイエット効果を狙っている。出汁しょうゆを振り掛けるのは混ぜるよりも少ない量で味がはっきりするからだ。つまり減塩目的だ。卵の白身は納豆の大豆と同じくたんぱく質の補給で筋肉増強と体を締めてのダイエットのためでもある。。

 こんな食事をしていると朝の排便の量はとても多い。自分でもびっくりするほどの便が出る。昭和40年前後までは皆こんな便をしていたのだけど、いつの間にか細い軟粘着便となっている人が多いのじゃないかと思う。それはひとえに食生活の問題で、そんな便は決して健康的な便じゃない。食生活と言うのは人としての長い間に食べてきた物に対応して体が出来ているので、穀類や野菜などの雑食生活をしてきた人種は腸だってそのために長くなっているのだ。だからそれにあわせた食生活として現代的な良い食品を組み合わせ、穀類中心の主食にたくさんの野菜・魚や大豆中心のたんぱく質を少々・現代的な乳製品を組み合わせた食事がを摂ることが必要なのだ。日々の生活で食事は大事だが、いつでも贅沢な食事が取れる環境で日々の食事まで贅沢をする必要は全くないのだ。

 歌の練習をしたテープを聴きながら煮込み蕎麦が出来たので普段はそのままキッチンのテーブルで続けてテープを聴きながら食事をするのだが、その夜はコタツでに持っていって蕎麦を食べだした。ふと夕刊のTV番組を見ると先の「忠臣蔵外伝 四谷怪談」が放映されているのでそれを見ながら食事を済ませた。食事後薄いカフェオレとチョコレートで「忠臣蔵外伝 四谷怪談」楽しんでいると、行きつけのスナックから今日のお客はは女性人ばかりだから出てこないとママから誘いが入った。今日はスナックへ行く予定は全くなかったので「今日は行きません」と謝った。

 しばらくしてその女性客の一人から電話があった。おごるから出て来いとのこと。いまTV「忠臣蔵外伝 四谷怪談」を観ているからだめだと断る。その日はその店では特に歌のうまい女性二人が来ているのだ。行けば楽しいだろうなあと思うけど、店から呼び出されていくのも嫌なので、ママに断った手前いまさら行くともいえないので、申し訳ないけど断らざるを得ない。だいたい女性客ばかり世なんていわれて鼻の下を伸ばしていくのも軽く見られそうで嫌だし。でもそんな電話があるってことはすでにそういう奴と軽く見れているのかも。

 「忠臣蔵外伝 四谷怪談」は伊右衛門の前で踊る口の利けない荻野目慶子の演技が見ものなのだ。何度観ても荻野目慶子のこの演技には恐れ入る。脇役に芝居がかった臭そうな演技をわざわざさせるのも荻野目慶子の演技を引き立てているのだ。忠臣蔵と四谷怪談は一見関係がなさそうだが、浪人だった伊右衛門がやっと仕官した赤穂藩だったが、その赤穂藩は赤穂藩主君が殿中に於いて刃傷沙汰を起こし取り潰しとなってしまい伊右衛門はまた浪人となって暮らしのために琵琶の角付け(角付け=余裕のありそうな家の門前で琵琶を弾いて施しを貰うこと)をしてしのいでいる時にお岩に会っての物語だ。でも、物語の討ち入りのシーンの中で、なんだかチャイニーズゴーストストーリーみたいに幽霊のお岩が霊力かなんかで復讐をするのがちょっといただけないかな。幽霊に魔法のような力を持たしちゃあいけない。そんなことをするとそのシーンが漫画になっちゃう。霊力は霊力で精神面のみに影響を与えて物語を作って欲しい。

 「忠臣蔵外伝 四谷怪談」も観終わりTVを消してベッドに入り今度は自分の歌の練習を録音したテープの続きを聴きながら、なんらかの本も開いて斜め読みしつつ眠りにつく。眠気が襲ってくるとやがて枕元の照明を消し、録音したテープは流しっぱなしで寝入る。いつものパターンだ。寝かかったところへ携帯が鳴る。呼び出しのあったスナックにいた女のそのスナックを出てからの呼び出しだけど、ううむ私は今日は寝させて欲しい。といって電話を切って寝る。これじゃ話の展開もなにもなく、私には物語も何も生まれてこない筈だよなあ。

Cools