なんだかなあ
2005/01/25

 本当になんだかなあである。

 つい先日の土曜日飲み過ぎたと反省していたのに、日曜日一日置いての昨日はさらに飲み過ぎてしまった。その日は夕方なんだか浮かれ気分で午後7時過ぎ散歩にと歩き始め、ついでにどこかで少し飲んでみようかなと思って出たのだ。そして歩く途中で飲み友達に携帯をしてみた。

 相手は携帯に出ない。西八王子駅(東京都23区外・西東京))近くに住んでいる友達なので西八王子駅付近で雑談でもしながら飲もうと思っていたのだ。それなのに携帯に出ない。パチンコか。女がパチンコなんてと思いながらも、ううむ儘よ、時間もまだ早いしそれならば散歩でもしようと歩き始めた。そのうち着信にも気づくだろう。そういえば歩くには少し遠いけど甲州街道と高尾町田街道の交差するあたりに知っている店があるからあの辺まで歩いてみようと歩き出した。

 その店は姉の入院先だった病院から帰るときに高尾街道を下って左折してすぐ左側にある。帰るときだけここの前を通ってそれから少し先を左折して来るときと同じに川の土手に出るのだ。病院に行くときはそこを通ることはほとんどない。けど、どういうわけか帰りはこのルートをいつの間にか通るようになっていた。

 姉は同じ病院に一年近く入院をしていたので、一年近くその前を通っていたのだが、ある日その店の孔雀サボテンが綺麗に花を付けていたので、その花を見せてもい少し雑談をするようになってから、良さそうなママさんなのでそれからたまに行くようになった店である。たまにいくといってもまだ片手で数えるほどしか行ってない。姉が入院していたときは私が帰るころはまだ店が開いてないことがほとんどで、その内に私の姉が亡くなり私の病院通いも終わりとなってしまったからだ。

 それに私はお酒を飲みたいほうじゃないので飲み屋さんにはほとんど行くことは無い。まして一人で飲みに行くなんてことは想像も出来なかった。最初その店に入ったのは暑いころだった。その日は少し早めの開店みたいだった。店の中が少し見える作りなので既に何人かお客が入っているのもわかり、私としてもちょっとばかり度胸をつけて店に入った。知らないスナックなどは中も見えないしなかなか店に入れる度胸って出ないものなのだ。酔っていたり連れがいれば気が大きくなって入ることはあるかもしれないけど、一人で知らないスナックのドアを開けるのは結構心臓どきどき者である。

 そんな風にして入った店は既に雑談をした人がやはりママであったし安心して座ることが出来た。夏場なら私はビール2本ぐらいは飲めるのだ。それからそんなことが3度ばかりあったけど、何せ歩いていけば小一時間かかる場所なので、ちょっとそっとというようにいける場所ではなくなった。交通の便としても駅から近いわけでもないし、そんな風にしていくような店でもない。姉の逝去と共によるチャンスは薄れていたがそれでも機会があれば顔を出したいと思ってはいたのだ。

 姉の入院先の病院へは南浅川の土手を往復していたが、川の土手の夜は暗くて寂しいので甲州街道へ出て甲州街道の歩道を高尾のほうに向かって歩いて行った。私の家からだと途中西八王子駅を通り過ぎて歩いていくことになる。二駅ほどまでは歩かないが一駅半は十分歩くことになる。私は散歩の途中尿意を催してしまい川の土手へでも行ってしようかとも思ったのだが、甲州街道から昭和天皇稜(多摩御陵)へ入っていけば綾南公園があってそこに公衆トイレがあるのでそれまで我慢をすることにして歩を早めて行った。

 綾南公園でトイレをすませすっきりとした気分でさらに歩き出した。この公園からは甲州街道と交差する高尾街道町田街道入り口付近までは10分程度の道のりだ。店の灯りが見えればよいがなあと思いながら歩いていくと、良かった店は営業中だった。ここはスナックなのだが食事も出すので、男と女の二人の客がそれぞれに食事をしていた。私はその中間に座ってお焼酎の湯割とおでんと焼き魚を頼んだ。お湯割を三杯飲んでカラオケを何曲か唄ったら携帯が鳴った。

 ほかの客も帰るので私も勘定をしてタクシーを呼んでもらって西八王子の約束した店に着いて下りるとき約束の相手もドンピッシャリにその店の入り口付近に歩いてきた。こんなにぴったりなんてあるのかなあっていうほどぴったりであった。だいたい私は高尾から電車で行くから西八王子駅についたら電話すると言っておいたのに、こいつは何を聞いてんだかと思ったが、まあ同時に同じ店に着いたんだから文句はない。

 その店で三時近くまで飲んだろうか。そのときには先の土曜日に開けたばかりに近い焼酎がなくなってしまっていた。新しくもう一本入れてそれから店を出てきた。連れはカラオケもよく唄っていた。連れはしゃべる声と違って歌声は可愛いくて綺麗な声なんだ。その店で尿意を何度も催すのだ。その度にトイレに立っても一滴も尿が出ない。そんなこともあるんだ。綾南公園でトイレを済ませてから7-8時間以上経っていてその間お湯割などを飲んでいるのに全く尿が出ないのだ。といっておしっこをしたくてしたくて仕方ないのだ。お腹はそのために膨れ気味だ。

 それから連れというか奴に連れられて八王子の中(八王子駅繁華街付近のこと)の居酒屋みたいな店へ行った。小さな店だった。そこでも何か食べ少し飲んだ。それからさらに遅くまでやっている焼き鳥屋にも寄った。そこでも焼き鳥を食べ何か少し飲んだ。帰りはタクシーだったけど家の前につくまでタクシーの中で寝ていたみたいだ。

 運転手に起こされて気がついたら自分一人。部屋に入ってトイレに入り便座に腰掛ける。おしっこを出そうとするけどなかなか出ない。携帯が鳴る。奴だ。俺は「トイレの中、おしっこが出ないんだ」と一方的にしゃべる。また携帯が鳴る。もう一度「おしっこが出ないよ」という。何か相手も言っているけど、こっちはもう酔ってしまって相手が何を言っているかも分からない。便座にしばらく腰掛けていてやっとおしっこがちょろっと出てくれた。なんだかなあ。それから寝た。

Cools