メダカの夢
2007/10/9
 夢を見た。

 パターンは所々違っても大筋で同じ夢を何度も何度も見ている。メダカを採集する夢だ。魚の夢で今でも見るもうひとつの夢は、裏の用水路が台風などで増水すると、そこがアマゾン川となって肺魚やアロワナ、ピラルクなど熱帯魚であふれている夢だ。

 メダカの夢の場所はどこかの田舎だ。今回の季節は初夏。季節は田んぼに水を張ったばかりのころのときもある。田んぼの場所は道路よりもかなり低いところだ。この水田の位置は変わらない。水田はまだ水が張ってあり稲が稲穂を上げんばかりに育っている。ぼくはその水田に降りていく。メダカでもいないかなと水面に目をやる。いる! 数匹が目に入る。畦の周りを探すとうまい具合に魚をすくう網が置いてある。熱帯魚やで売っている四角い枠の白いメッシュの網だ。網のそばにはバケツやビニール袋もある。さすがは夢である。

 考えもなく網を取って田の畦からメダカを掬う。そのときメダカだと思ったのは掬ってみれば入ったのはゲンゴロウブナだった。ちぇっとばかりにフナを逃がす。そしてメダカを探す。水田の畦の周りの流れはいつのまにか小川に変わっていたりする。何匹かメダカが取れだすと、今度はメダカの大群に出くわす。茶黒いような色のメダカだ。夢中になってそれらのメダカを救い上げる。網が重いほどメダカが採れる。畦のそばの水草にはメダカの卵が子持ちワカメ状態にたくさん付いている。それを手でぼろぼろと採集している自分がいる。

 色の黒いメダカがたくさん採れるので、今度は色の変わったメダカでもいないかなあと探し出す。いたいた、ヒメダカみたいなメダカがいたのだ。ヒメダカみたいなメダカがいるとなると、ひょっとしたら飼育していたメダカが混じっているのかなあなんて考える。メダカは地方地方で固有の遺伝子を持っているそうなので、飼育しているメダカを河川に逃がしてしまうと、メダカのその地方固有の遺伝子が乱れてしまうのにいけないなあなんて考えるともなく考えている。赤いメダカでもいないかなあなんて思うけどメダカの色は基本が四色だそうだから、赤い色は突然変異でもなきゃ無理だなあとか夢の中で思ったりしている。赤いメダカが採れたらYahooオークションで300万円ぐらいで出品しようかなどと大それたことを考えたりもしている。きっとYahooオークションで「ふぶきめだか(突然変異個体なのだろうか、黒っぽい変わった色合いだし、魚形も少し変わっていた)」の100万円出品が頭の隅に残っていたのだろう(笑)

 この夢はこの辺までしっかり覚えているけど、その後採ったメダカをどうしたかなどはさっぱりだ。水田など小川で泳いでいるメダカは実際に黒くなんかない。キラキラしていて一見水面の反射かと思うぐらいだ。目が慣れれば、少し茶色っぽいような魚体に頭の部分が広いくさび型の銀灰色が背中の背鰭近くまで入った小魚が、すいっすいっと泳いでいる見える。そんなありふれた光景ももはや何十年も見たことがないので、たしかそんな感じだったと思う。

 メダカが黒いのは、その日あるお宅のメダカが色が黒いのでメダカの話題で盛り上がったのだ。その方は埼玉の園芸位置みたいなところで黒い小次郎と言う品種のメダカを見たそうだ。あれは目が悪いので保護色機能が薄れて黒っぽくなっているらしいよとかの話をしたのだ。そこのお宅の川メダカ確かにかなり黒かった。こんな話をしたから夢のメダカも黒かったのかもしれない。それに大量のメダカに出くわすのも、昔田舎で何年かに一度山の用水池の掻い掘り(こういう字かな?=水を抜いて鯉や魚など村人総出で採る)している現場を見たことがあり、そのときに大きな鯉やスッポンのほかに、バケツ一杯のメダカを採っていた人もいたのだ。そのころメダカを飼うなんて習慣はないので多分食べるためのものだろう。そのときのメダカは本当に大量にいた。だから夢の中でもあれほどのメダカの大群と出くわすのだろう。

 水田にもメダカはいた。小川にも沼にもメダカはいた。ただ大きな川にはメダカはいない。流れの速い川などにいる魚をメダカと呼ぶのはたいていハヤなどの仔魚だ。ゆるりと流れる小川や水田でメダカをもういちど見てみたいなあ。

 今ダルマメダカや楊貴妃というオレンジ色の濃いメダカを飼育しています。メダカは結構水を汚すので世話が大変ですが、これは世話を焼きたいから大変なだけで、かまわなければかまわないでも丈夫な魚なんです。なのに、ついかまっちゃうのがわたしの癖なんですね。
Cools