昨晩夜半11時30分ごろだろうか、うとっと寝入りかけたところで爆発音がした。
どこで音がしたかというと、右側頭部の耳の上の頭の中で爆竹が鳴った音がした。バーン! 音とともに、黒い光が走った。黒い光というのも変だけど炭のようにまっ黒な光だ。それも漫画などで見るような爆発を表すようなギザギザ模様の吹き出しのような形をしている。
一瞬何が起きたのか分からなかった。確かに爆発音がしたよなあ。しかしその音は耳から入った音ではなかった。頭の中に鳴り響いた音と真っ黒い閃光だった。しかもその閃光も右目がある側の脳内から発生していたのだ。音も光もすべて頭の中から出てきている。
本当に頭の中でこんな音がすることがあるのだろうか。夢だったのだろうか。爆発音と真っ黒い閃光で眠りはさめている。何か体に異変があった兆候なのだろうか。脳内血管が切れた音なのだろうか。
そっと、左手の指を親指から折って数えてみる。1,2,3,4,5・・・6,7,8,9,10と往復して戻る。指は全部動いた。右手の指も同じように数えてみる。合計20だ。合っているよな。全部の指がちゃんと動く。左の足の指を曲げてみる。右の足の指も曲げてみる。どちらもちゃんと動く。足の膝を動かしてみる。これもちゃんと動く。どうやら脳内の血管が切れた音ではなかったようだ。ひと安心である。
なぜ寝入りしなにこんな夢を見たのだろうか。TVでX-MANというミュータント物SF映画を見たあと寝ようとしてから起きたことだけど、SFとして大したこともない映画だし、前日にはアンダーグランドというドラキュラと狼男の戦いという怪奇SFもTVで見ていた。どの映画もこの程度の内容で衝撃を受けるようなホラーでもない。
昨年末から今年になっての間に二回ほど衝突音を聴いている。車とバイクのぶつかった事故と、空き瓶回収トラックから空瓶が二ケース分道路に落ちた音だ。どれもすぐそばで聞いた音だ。どちらも画像を撮影してあるので掲載しておく。

これらの幾つかの要因が心理的に何か影響を与えての、脳内での爆発音なんてことはあるだろうか。頭の中から聞こえてくる音なんて普通はあり得ない。
頭の中で発する音なんてあり得ないけど、もしかしたらそれに近いのは耳鳴りだろうか。私も年齢が上がってからいつの間にか耳鳴りがするようになった。何かに夢中になっている時などには感じないが、意識すると「じーいいいん」と高い音が耳の内部でしている。ときにはその耳鳴りがうるさいほどに感じる時もある。
耳鳴りが始まって最初のころは何か病気かなと不安だったが、耳鳴りも始まって10年ほども経つとあまり気にしないようになった。右側が鳴ったり左側が鳴ったり、どちらかが強く鳴ったりしている。気づけば耳鳴りがしているからほぼ一日中耳鳴りがしているのだろう。
耳鳴りには「蜂の子」が良いとか言われるのだが、私はまだ試してない。TVである製薬会社が耳鳴り用の薬の宣伝をしていたので、機会があったら購入して飲んでみようと思う。耳鳴りも気にしだすと、ああ、もう、うるさいなあって思うほどの不愉快さなのである。
脳内の爆発音が聞こえてからそれからほどなく寝てしまったけど、目覚めても脳内から聞こえた爆発音のことを覚えている。うとうとと眠りかけたのが、はっと目覚めたほどの衝撃だったのだからだ。脳の中で発音と同じ擬似的な信号が発生させられて、蝸牛を通って脳内の視聴覚をつかさどる器官に届けられて爆発音と誤認させられてたのだろうか。
あれはいったい何だったのだろう。本当にあったことだったのだろうか。この文章を作っている時にも耳鳴りがしていて、その耳鳴りを意識しながらの作業だ。うるさい耳鳴りだけど、時々耳鳴りがしない時がある。その時は脳内の無音の心地よさが再認識される。
いろんな夢を見るが、疑似経験したことのないことも夢で見るとのはなぜなのだろう。それはたぶん自分はそれを経験したと認識していないが、ちらっと見たり聞いたり上の空のようにして接したた何もかもを脳はそれを疑似経験としてしまい込んでとってあるのだろうと思う。それがある時に引き出されて不思議な夢となるのだろう。
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