昔は通い妻のような人がいた。夜もやってきていたが、朝早くやってくることも多かった。4-5年続いたろうか。行き違いがあって何んとなく分かれたみたいになって終わった話だ。
その後、セールスに来た女と仲良くなってというのか、向こうは商売っけのほうが多かったような付き合いが何度かあった。いわば物品販売女で人妻だ。物品販売関係で相手の亭主も何度か顔を合わせたこともあるが、私は亭主がいようがいなかろうがそういったことを気にしないタイプのようで、遠慮なくちょっとの間その女に夢中になった。しかし、あまりにも商売っ気の方が強くて嫌になってしまった。その後チャンスは何度となくあるのだけどなかなか女とは縁ができない。
そして兄が亡くなってから、もう止めようと思っていた喫茶店経営を直ぐに止めた。喫茶店を止めるという話は生前の兄には伝えてあったことだ。そうこうしているうちに姉が倒れて、姉の看護と介護で二年が過ぎてしまった。その間もずっと女には縁がない。看護介護のかいもなく姉は他界してしてしまったが、しかし姉の介護で僕は得るものが多くあった。
姉の介護でカラオケを覚えて、カラオケ唄いたさにスナックに行くようになり、いろいろな女と知り合った。そして僕のような男でも、意外に女性に受け入れられるということを知った。そして何人かの女と付き合ったりした。付き合ったとは言っても、ただ一緒に飲みに行くだけだ。何人かとはこっちはその気になっているけどなかなかそのチャンスはない。
そんな中で、私が三十代のときに何度かエッチした、その頃二十代の女が数年前から私のところにたまに遊びに来るようになった。パソコン操作を教えて欲しくて来ているのだけど、昔エッチした仲だしなんとかその女とエッチして自分の欲求不満を解消したいと思っているのだけど、相手もその気はあるのだが主人を裏切る決心がつかないようだ。それでも、一度おっぱいを見せてくれと言ったら見せてくれた。何度かくどいているうちに、あそこを見せてと言ったら見せてくれたけど、ちょっと触っているうちにあっという間に理性を取り戻して服を着てしまった。私は強引に襲うタイプじゃないので、それはそれで仕方ないと諦めたので、まだその女とは二十数年後の再エッチはしていない。その人は主婦となっていて、三人のそれぞれに大きくなって四十代前半だから、その女との前の付き合いは約二十年前のことだ。
飲み屋で知り合った一人の女はキス魔で、分かれしなにぶちゅぶちゅと熱いキスをしてくる。この女はなんだかんだと飲み代がかかるのでその後疎遠になっている。他に飲み屋で知り合った二人の女とそれぞれ一回エッチをしたことがある。どれも余り続かない。その二人の女には私とエッチをすると痛い痛いと言われた。どうやら私のは普通の人よりやや大きい品物らしいのだ。普段は小さすぎるほど小さいのに(笑)だからその後エッチする時に痛くないって聞くのが癖になっちゃった。女によっては痛いとか言わないのもいるけど・・・よくわからん。
今年の七月初めから同棲みたいになった女がいる。最初の頃は二度ばかり半月ほどずつ通い夫みたいなことをしていた。あるとき俺の部屋に来るというのでそれからつい先日までずっと一緒に過ごしてきた。いつでもエッチできる女が隣にいるというのは、それのみならず暖かくていいものだ。四十代前半と若く、僕の一方的な感じだけど相性も良いと思っていた。前から彼女とはなんとかエッチしたいと思っていたからその望みがかなって幸せだった。痛い痛いともそんなに言われずに楽しく過ごせた。
彼女に半月ぐらいたって生理が来ないので少し焦った。そのうえ彼女はもともと体の調子もあまり良くない人なので、体の調子が悪くなって一週間前に入院をしてしまった。病院で尿検査をしてもらったら妊娠はしていないということで安心した。どうやら更年期に入っての生理不順のようでもある。最近やっと生理が来たと知らせが来た。
彼女は妊娠しても子供を産むことはできない。彼女は病気のためいろいろな薬を飲んでいるので、服薬で生まれてくる子供に影響が出て障害児が生まれる可能性が高くなる。そんな話をしていて、妊娠していたらおろすことで相談がついていた。彼女には二人の子供がいる。そして子供はもういらないと常々言っていたけど、子供ができたとなると薬を飲んでいなければ産みたいと言った。僕も妊娠していないと聞いた時は安心もしたけど、なんだかさびしいような気もした。
入院していた彼女が明日退院すると言ってきた。叔母さんのところで療養するという。いつの間にそんな話になったのか僕は知らない。彼女いわく、昨日今日と人が来るので、見舞に来なくてもいいと言われた。それまでは毎日見舞いに行っていたのに。そして、退院が決まって叔母さんのところで療養すると言ってきた。彼女は治療のためまた入院する予定にはなっている。
彼女が叔母さんのところに行くのならそれはそれでいい。このまま別れるならそれもいい。どうせ独り暮らしのほうが長いんだ。そのほうが気楽だ。同棲してなければ、また違う女を引き込むこともできるしなんて思っていた。彼女から「また、一緒に暮らそうね」ってメールが来た。「一緒に暮らそうね」って文字を見たら、なんだかとてもとてもさみしくて目がうるんだ。と、思ったらぽつりと涙がこぼれて落ちた。あと一年ちょっとで六十にもなる男を、こんな事で泣かせるんじゃねえ。バカヤロー、そんなこと言われたら、恋しいじゃねえか! |