楊貴妃に限らず、メダカの飼育で、初めて卵から育てるには少し無理があります。まったく初めて卵から育てる方はご注意ください。ある程度の飼育経験がない場合は卵を腐らせたりして失敗する可能性があります。もちろんていねいに慎重に取り扱えば初めてのチャレンジでも、それはそんなに難しいものではありません。ぜひチャレンジしてみてください。
卵の扱いなどちょっとしたコツが必要です。秋から冬にかけての季節に卵と稚魚の育成にはある程度の水温が必要です。水量にあったオートヒーターなどをご用意するか、室内の暖かめのところで飼育するようにしてください。室内飼育の場合は必ず弱いエアーレーションをしてください。
元来メダカは水面近くの水草に卵を産み付けます。卵は水面近くにとどまるようにしたほうが良いでしょう。水面は空気と触れていて酸素多く溶け込んでいます。水底などに卵を沈めてしまうと沈殿する菌などに汚染されやすくなりますし止水(エアーレーションなどをしない動かない状態の水)の場合は酸素不足で卵が死んでしまうことがあります。ある程度の大きさのメダカなどを止水飼育しても酸欠にならないのは、多くのメダカは水面下で泳ぎ、水面下で泳げば水面が拡販されて酸素が溶け込むため酸欠にならないのです。太陽光が少し当たるのも紫外線による殺菌効果や熱により水が動くため良い効果があります。
卵が生きるには酸素が必要です。止水水槽の底面に卵をばら撒いたりしないでください。先にも書いていますが、止水では水面下は多少酸素が溶け込みますが水底は酸素が少なくなります。また沈殿する色々な微生物や菌により卵が汚染されやすくなり死ぬことが多くなります。卵の入った容器にも可能な限り弱くエアーレーションをしてやりましょう。
水面 浅い小さなプラ容器等
┏ ↓ ↓ ┓
┠──────┠───┨────┨←水槽など
┃ ○ ┃。。。┃←Eggs ┃
┃O ┗━━━┛ ┃
┃ o ←Airration ┃
┃。 ┃
┃ 。 ===←Heater ┃
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卵の入った浅いプラ容器の水は水槽の水と時々入れ替えてやってください。またスポイトで水を吸ってからその水を押し出して卵を軽く動かして卵に付く汚れを通してやります。それからプラ容器を斜めにして、プラ容器の水をそっと水槽のほうにこぼし、そのまま水槽の水を入れてやります。この方法で水槽の水と卵の入ったプラ容器の水はほほ同じ状態ですので、孵化した稚魚を水槽にリリースしても水質の違いによる問題はほぼなくなります。
孵化した稚魚はプラ容器の端をそっと水槽の水面下に沈めて稚魚を水槽のほうへ誘導してやってください。孵化した稚魚は2日ほどで餌を食べるようになります。
水槽には水草なども入れてやってください。マツモやウィロウモス、ウオータースプライトを浮かすなど工夫してください。以上卵から飼育の参考例のひとつとしてください。
※卵からの育成は生物の観察みたいで夢がありますが、ある程度魚類飼育に慣れていないとむずかしいかもしれません。メダカの飼育や繁殖が初めての方は、なるべく仔魚などからの育成をお勧めします。 |