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 1998年10月に購入したインテリア用ミニ・サボテンのその後報告です。


 町の花屋さんには小鉢植のサボテンが販売されています。

 その多くは表面を糊のついた砂などで固めてあるので、鉢を倒しても用土がこぼれない利点があります。

 インテリア重視のミニ・サボテンと、マニアの方が手にするサボテンとは目的も販路先も違う物ですが、サボテン栽培の楽しみを知るうえで生きているグリーン・インテリア・オブジェとして、これらの小鉢植のサボテンを栽培してみては如何でしょうか。

 サボテン栽培には用土や肥料・日光・温度などについて最適な環境があることがベストですが、そんな良い環境があれば自分がそこに住みたいほどなので(笑)、まあ人との居住空間の中で共存する最適な居場所を探して折り合いをつけてあげる事としましょう。

 その場所とは出窓などの明るい窓辺や、ベランダの片隅でも充分です。
 ただしここに掲載したような小鉢の場合は、逆に一日中日のあたる室外環境は適しません。室内の明るい窓辺か午後は日陰になる雨のあたらない環境に置いてあげてください。これはどういうことかというと、つまり小鉢さぼてんは室内栽培向きという事です。

 これらのミニ・サボテンは小さな鉢のためにわずかな培養土しかありません。それに加え小さな鉢なので乾湿が激しく、気まぐれな水やりで乾燥状態が長い環境となります。こんな環境で何年も生き残れる高等植物は、それこそサボテンならではこそです。そういった環境で生き残るべく進化してきた植物こそがサボテンなんです。

 こういったインテリア重視の小鉢植物がサボテンでなかったら、間違いなくこういった用土や鉢のままで何年も生きていく事は難しいでしょう。このページはサボテンや多肉植物が、いかに厳しい環境で生き長らえて来たかの証明でもあるのです。

 その厳しい環境に生育するサボテンの性質を利用して、サボテンを生活の中で生きているグリーン・インテリア・オブジェとして、もっと気楽に楽しんでみてください。
1998年10月購入        2002年1月5日撮影


 Q1
は「マミラリア/金剛石またはその亜類」との事です。
 購入が1998年10月ですから、購入時より約3年経っているわけです。年数の経過は以下全て同様です。購入が1997年だったかもしれないのですが、ちょっとその辺の記憶はあいまいです(^^;)。

 Q1は年間の中で顕著に生育を示した個体です。当然と言うかその間一度も植え替えをしていません。思い出した時にはどの鉢にも薄い液肥を与え(年3回程度か)ていました。

1998年10月購入        2002年1月5日撮影


 Q4
は「エキノカクタス/金鯱(次第に刺が黄色を帯びてくる)」との事です。

 昨年末に鉢を落として割ってしまったので植え替えました。鉢がが変わってしまったのでちょっと比較対照にしにくいですが、若干大きくなっているのが分かると思います。

 幾つかの疣の先がつぶれているのは落としたからなのかなあと思っていますが不明です。

1998年10月購入        2002年1月5日撮影


 Q6
は「エキノフォスロカクタス/縮玉」です。

 これも三年間の間に襞(稜)が増えて、生育しているのが分かります。軸が伸びてやや傾いてきてしまいました。

1998年10月購入        2002年1月5日撮影


 Q7
は「ギムノカルキウム/海王丸」です。

 球体と鉢の隙間が狭くなって生育の後がうかがえます。1998年10月時の刺座も移動しています。
 
 球体の右側の白茶色の部分は、ドライフラワーの花が差してあった部分で痛んでいます。インテリア重視でもさすがに偽物の花は刺して欲しくないと思います(^^;)。

1998年10月購入        2002年1月5日撮影


 Q8
は「フェロカクタス/文鳥丸」との事です。

 これも一回りほど大きくなっている様子が感じられていますが、以前より痩せているような感じです。刺座が移動しているので生育の跡が分かります。

 1998年10月に12鉢あったミニ・サボテンの内現在残っているのはこの5鉢ですが、これは人にあげたりしてなくなっているのがほとんどで、私のところで腐って枯れたのはその内1鉢だけです。これはサボテン専門店で購入したサボテンの多くが腐ったり、接ぎ物サボテンのために、へたな接ぎ下ろしで腐らせたりしたものに比べると、はるかに少ない失敗です。

 それほどサボテン栽培にのめりこんでいない人にとって、用土や環境などについてサボテンに良い環境を考慮しなければならないのは面倒なものですし、その面倒さゆえにサボテン栽培をあきらめる遠因になってもつまりません。

 こういったインテリア重視のミニ・サボテンからでもでも、とりあえずは気まぐれな水やりで気楽にサボテン栽培の楽しみを発見してください。


 この二鉢は2001年11月24日ごろに町の花屋(ビル内店舗)さんで買い求めたものです。
 一鉢わずか280円という求めやすい価格です。
 安いからといってこれらは質の悪いものでもありません。

 花屋さんでは長く売れ残ったサボテンは日陰などに置かれたままで、頭が尖がって徒長しているものがあります。そういった頭が徒長たものは購入しないようにしましょう。日頃から花屋さんをチェックして、サボテンが入荷したてで、なるべく新鮮な内に欲しいものがあったら迷わずゲットしましょう。

 そしてもう一つ大事な点は外見と状態を見れば、本能的にこれよりはこっちが良さそうって分かるので、その直感を大事にして良い個体だけを求めるようにしてください。そうすればきっと満足のいく個体がコレクションできると思います。むやみにお金をかけるだけがコレクションというものでもありません。

 それでも特定種のバリエーションを追ってしまうと、優良個体のコレクションにはやはり多少の出費が伴います。
 20-40代の年齢であれば出来上がった高価な物を購入するような無理をせずに、求めやすいかき子や(かき子=栄養繁殖の増殖苗)や、優良系の実生苗を求めてそれを自分で育て上げるという楽しみもあります。

 また実生にもチャレンジして殖えたサボテンを友人知人に差し上げてサボテン友達を増やすのも人生を豊にしてくれるでしょう。インターネット求めたり譲ってあげたりの面での利用も出来ます。

 さあ、サボテンを栽培してみたいなって思っているあなた。ほんとうに難しく考えずに、町の花屋さんで数鉢のサボテンを求めてサボテン栽培を始めてみませんか。きっとあなたの生活にちょっとした張り合いが見つかりますよ。

The take care of the cactus.
            It's very easy.


 もしサボテンの世話を忘れたり、アクシデントでサボテンが枯れてしまったりしたら、次はもっと上手に栽培できるように新しいサボテンを手に入れてください。気持ちをさっと切り替えて次にチャレンジしよう。園芸でも何でも成功のこつは、多くの失敗の上に輝いているのです。

 注:栽培については「購入のヒント」と「栽培のヒント」を参照にしてね