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烏羽玉の実生2


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烏羽玉の実生2


 左画像は98年7月10日に種を播いた苗床。
 苗床はふるい分けた細かい用土を用いる。播種完了
 減菌は乾いた状態で電子レンジに入れて、五分ほどチンする。電子レンジを使用したほうが高温になるので減菌率が高くなる。

 用度を水で湿らせて播種する。
 その後は乾燥させない為に腰水をする。
 さあ、どうなるかな。わく♪、わく♪、わく♪…
 ちょっぴり不安(・_・;)


1998年版 リアルタイム実生報告
98/07/10 減菌した実生苗床に烏羽玉の種を播いた。
98/07/13 一ヶ月以上前だが、士童の花が咲きそうで開花せずに終わった。フライレアの種は自家受粉するという事を思い出し、花座を取ってみると案の定その中に種が入っていた。早速、烏羽玉同様の処理をして実生をした。
98/07/15 梅雨最後の頃の長雨となり低温となる。発芽兆候無し。
98/07/18 種から発芽しているのを発見。薄黄緑色の、種より二周り以上も大きな芽が出ている。
98/07/19 薄黄緑色の大きな芽は、更に一回り以上に大きく丸くなっていき、極薄い茶色になって何やらサボテンらしく見える。今まで植物を実生した物は、双葉の芽が出て本葉が出てくるか、イネ科のように単葉が出て育つものかのどちらかだったので、なんだか動物のような生き物か、傘だけの丸い茸が出ていたような感じだ。

士童の方の種もひびが入って、芽が出だしている。これは烏羽玉よりも早い発芽だ。気温が高くなってきているからだろうか。

98/07/20 1〜1.5mmほどの種から、3mmほどの芽が出てくる。芽が出てくると、その芽の下部から綿毛のようなものが出る。黴と勘違いしやすいが、どうやらこの綿毛のようなもので、サボテンが接地面にサボテンの下部を密着させる為のようだ。

その後綿毛が出た所から太い根が出てくる。こうなると既に烏羽玉サボテンの芽は、最大の物で5mmのサイズにもなっている。これは新鮮な驚きであった。

芽の出た固体によって、微妙に色合いが違うので、どんな風になって行くの方のしみである。

98/07/22 烏羽玉の種は1mm〜1.5mmという小さい種から、2倍以上の芽が出て、それが丸くなってくると更に大きくなって5mmほどにもなっている。あの小さな種にどんな仕組みがあるのか、それにしてもこれは凄い仕掛けだ。

丸い粒状のサボテンはそれぞれの色をしている。淡緑のものや、淡黄、果ては淡茶色いものもある。烏羽玉は灰緑色なのに、どうしてこんなに色彩変化があるのだろう。

士童の種は烏羽玉の種よりやや大きくて、色も黒く変わった形をしている。

98/07/28 実生苗 烏羽玉の方は種を播いてから19日目、発芽から11日目で5〜6mmになっている。ぼつぼつ頭部に綿毛らしきものが出ているのも見える。

士童の方は種まきから16日目、発芽から10日目で2〜3mmとなっている。士童の方は頭部に刺らしきものが出ているのもある。

この辺でぼつぼつ腰水栽培を止めるが、小苗の内は、用土を乾燥させないように注意する。

98/08/10 一ヶ月程前に烏羽玉の花が幾つもが開花した。その後赤い実が出てきて結実したようだ。私が実生したのは、既に実が付いていて、その実から種が零れ落ち、アレオーレ(絨毛)に種が付いていたものを、拾い集めて実生したのであった。

それで今度は、自分の所で出来た種も実生してみる事とした。それは8月の3日の事である。気温が高い為か数日後には発芽が始まって来た。しかし一度に発芽する様子はなく、ばらばらと発芽してくる。これより前に実生した床にも発芽しない種が多くあった。

この発芽しない種は、野性のサボテン達が生き延びる為の保険なのかもしれない。実種の発芽の季節になって、サボテンの種が揃って一斉に発芽してしまうと、その後の気候の急変異などで全滅する事があるかもしれない。そういった時に時間が経たないと発芽しない種は、次のチャンスの時に発芽して、生き延びれるというわけなのだろう。

98/09/12 頂いた兜の種を実生する。どんな兜が出来るか楽しみだ。

烏羽玉の実生苗はやっと7〜8mmのサイズに育って、疣のような膨らみも出てきた。とっても可愛らしくて愛敬があるサボテンの苗だと思う。

士童の方の実生はあまり大きくもならず、勝手にするぞってな感じ(^^;;)。

共に薄い液肥を時々やっている。

98/09/15 兜の種の発芽が始まった。兜の種は大きいが士童の種と良く似ている。それに比べて烏羽玉の種はつやはないが鶏頭の種のような感じだ。
98/09/21 交配によっては発芽の悪い物もあるようだが、兜の種の多くが発芽したようだ。大きな種なので出てくる芽も大きくて育てやすそうな感じがする。
実生苗の施肥 実生苗の施肥だが、種から発芽して一ヶ月ほど立って薄い液肥を与えて肥培する。これはちょうど実生苗に刺や毛らしき物が生えて来た頃を目安にしよう。まだ根の数も少ないので、本当に極薄い液肥(2〜3000倍)を水替りに与えるようにしよう。元々実生床には栄養分が少ないので、それでなくても肥料食いのサボテンはきっとお腹を空かしているはず。
98/12/03 いやあ、ずいぶんと寒くなってしまいました。実生のサボテンも変化が無いです。

サボテンを意識して栽培するようになって初めての冬を迎えます。マイナス5度になる蘭舎に置いておいて良い物かしら。悩んでしまう。しかも八王子は今現在(夕5時30分)は雪です。さぶ〜っ。

98/12/21 実生苗 今日現在の烏羽玉の苗の大きさです。左の白い物は一円玉で、サイズ比較にしてください。

流石に蘭舎は寒いので、サボテンの実生苗は自宅へ持って帰って、窓辺の一番良い場所に置いてやりました。

あまり乾燥させすぎないように、時々霧吹きで水をやっています。こんな栽培方法だと、大きくなるには相当時間がかかるんだろうなあ。来年は少しばかり蒸らし作りにでも挑戦してみようかな。

99/05/05 実生苗は作場では可哀相と自宅へと持って帰って管理(放っておいただけ)していたのだが、昨日やっと作場へと移動させた。いつのまにか実生のチビ達もたくましくなったような気がする。次にそれらの画像を紹介する。

自家受粉する士童の実生。士童は小さなサボテンだが、それでも実生の一時期は他のサボテンと同じ大きさだね。

こんなに沢山の烏羽玉の苗が出来た。もう少し育ったらこの「気楽にサボテン!」ウェッブでプレゼントするよ。その時は掲示板にアップするから期待していてね。。

培地が良いとこんなに大きくなる。
すでに仔吹いているのもあるぞ。

これは兜の種を頂いて実生したもの(発芽率はあまり良くなかった)。

これにてサボテンの実生レポートは完了じゃぞ(^^)/~~